ほうれい線の解消法
深く刻まれたほうれい線を解消するためには、その程度にもよりますが、生活全般の改善、表情筋体操、マッサージ、アンチエイジング化粧品の使用などがあります。
しかし、こうした方法は、効果が表れるまではそれなりの根気と時間が必要となるため、そんなに悠長に待っていられないとか、自分で治すのはムリと考えている人もいることでしょう。
そんな人に効果的なのは、外科的な方法です。
例えば、美容外科で使われるプチ整形は、メスを使うことなく、ほうれい線の溝に、直接コラーゲンやヒアルロン酸を注入することによって解消する方法です。
ここで使われるコラーゲンとヒアルロン酸は、もともと真皮にある成分で、肌に弾力やハリを持たせ、肌の水分を保つ役割を担っているものです。
そこで、加齢に伴って減ってしまったこれらの成分を、極細い注射で直接しわの部分に注入し、補うことで溝を埋めるという手法です。
しかしながら、こうして人工的に注入されたこれら成分も、徐々に肌の組織内に定着して、やがて吸収されていくために効果の持続に限りがあります。
持続期間には個人差がありますが、定期的に注入を繰り返す必要があります。
プチ整形などでは全然間に合わないくらいの深いしわの場合は、顔の皮膚を切って、しわを伸ばすように吊り上げるという方法もあります。
これは、フェイスリフトと呼ばれ、その効果は半永久的に続くと考えられております。
この2つの内、どの施術を選ぶかは、本人の希望や体質、あるいは、ほうれい線の状態によって異なってきます。
まずは、医師のカウンセリングを受けて選びましょう。