フェロモンの働き
蛾(が)のメスなどは、10kmも離れた場所にいるオスを呼び寄せるフェロモンを出すと言われていますが、これと同じようなことが、人間にも起っております。
フェロモンの正体については諸説ありますが、1つの物質から出来ているものではないことだけは確かで、「様々なホルモンが体外に放出されたもの」と思っていれば間違いないようです。
すなわち、性欲の源になっているエストロゲンやDHEA(ジヒドロエピアンドロゲン)などの性ホルモンが、体外に放出された時にフェロモンと呼び名が変わるということです。
したがって、これら性ホルモンがフェロモンの原料だとすれば、これを多く分泌できる人ほど、モテるということになります。
フェロモン自体は無臭ですが、相手の本能に直接作用する数少ない物質なのです。
人間は異性のフェロモンを多く感じ取ると、精神的にリラックスします。
それに伴って、心もオープンになり、周りから話しかけられやすい雰囲気を作り出していきます。
結果これが、異性から好感を持たれ、モテにつながるのです。
「なぜだかわからないけど、この人に惹かれてしまう」というのも、その一つの表れでもあると言えるでしょう。