医療脱毛とエステ脱毛はどっちがいい?
レーザー脱毛や高出力の光脱毛は、美容脱毛サロンでは施術できません。
医師法第17条に違反する「医師免許を有しない者による脱毛行為」に該当するためです。
このため、永久脱毛ができるのは医療脱毛を行っているクリニックだけです。
その他にも、痛みや値段など、医療脱毛と美容脱毛とでは大きな違いがあります。
■脱毛方法の違い
医療脱毛はレーザー照射により、毛根組織や発毛を促す領域を破壊する医療行為ですから、医師又は医師の管理下で看護師のみが行えます。
これに対し、エステ脱毛は光照射を行い、弱いパワーで毛根組織にダメージを与えて一時的に減毛させる方法で、エステティシャンが施術します。
このように、そもそもの仕組みが異なるので、効果や回数にも違いが生じます。
■脱毛の効果の違い
医療脱毛の最大の魅力は永久脱毛を実現できることです。これに対し、エステ脱毛は一時的な減毛に留まるため永久脱毛ができません。
ムダ毛の再生率を減らしたいのであれば、医療脱毛がお勧めです。
■照射回数と期間の違い
医療脱毛はエステより少ない回数・短い期間で施術することができます。
自己処理が楽になる回数は、医療脱毛は3回、エステ脱毛は6∼10回が目安です。
期間は、医療脱毛が3∼6ヵ月で、施術の間隔は1ヶ月程度です。
エステ脱毛は長いと1年程度かかることが多いようです。
なお、必要な施術回数は、毛質や部位によっても異なります。
■値段の違い
契約時に支払う金額は、エステ脱毛より医療脱毛の方が高いです。
しかし、永久脱毛であるため追加費用が少なく、トータルコストで考えるとエステ脱毛より安く済む場合があります。
エステ脱毛は契約時に支払う金額や1回に支払う金額が安いですが、一時的な減毛に留まるため、十分な効果を期待するには再び施術を受ける必要があります。
その結果、医療脱毛よりトータルコストが高くなる場合があるので注意が必要です。
■痛みの違い
医療脱毛で使われているレーザーは、エステ脱毛より痛みが強く、毛が濃い部分は特に痛みが強くなります。
ただし、痛みの程度は脱毛方法によって異なり、熱破壊式脱毛より蓄熱式脱毛の方が痛みは少ないです。
■トラブルの対応
医療脱毛は医師と看護師が在籍しているので、炎症等のトラブルが発生した場合は速やかに診察してもらえます。必要があれば、医薬品を処方してくれるので安心です。
エステ脱毛サロンは、医師と看護師は在籍していないため、肌のケアは、サロンの製品や市販の保湿剤を購入して自分で行います。
十分なアフターケアを望む場合は医療脱毛をお勧めします。