夢占いとは
夢はいつ見るのかと問われれば、たいていは、寝ている時と答えるでしょう。しかし、寝ているときすべてに夢を見るわけではなく、決まった時間があります。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類あり交互に訪れますが、夢を見るのは、眼球を素早く動かしながら眠っているレム睡眠のときだけで、1日に4∼5回夢を見ているのだそうです。
では、その夢とはどんなものかと言うと、フロイトは「満たされなかった願望や欲求を夢で実現している」と考え、その弟子のユングは、「夢はその人が抱えている深層心理を表したもの」と考えました。
こうした考えに基づけば、夢は人の深層心理を表したもので、その夢を解き明かすことで、何かしらのメッセージを得られるのではないかと考えたのが夢占いなのです。
そこには、何の科学的根拠はなく、夢占いは学問ではありません、だから、占いと言うのです。
夢占いの傾向としては、逆夢になりやすいということです。例えば、死ぬ、自殺する、殺されるなどは、どれも怖い夢で、起きた後はすごく嫌な気分になります。
しかし、夢占いでは死は再生の意味を持っており、実は幸運をもたらすラッキーな夢なのです。
もちろん正夢も中にはありますが、逆夢のほうが圧倒的に多いため、嫌な夢を見たからといって、嫌な気持ちになる必要は全くなく、幸運の訪れを示す予兆だったりするのです。
また、予知夢という夢がありますが、これはあまり見ることのない稀な夢と言ってもいいでしょう。
夢は自己の深層心理が表面化したものですから、本来、メッセージを発することはありません。
しかし、深層心理が非常に強い場合に、その強い思いが変化して、例外的にメッセージとして夢に表れるのです。
いずれにしても、夢は何らかのメッセージを発していると考えられますから、夢の内容をメモしておくこと良いでしょう。ひょっとしたら、何か大きな幸運が舞い込んでくるかもしれませんよ。