審美歯科でホワイトニング
これまで歯科で行う治療は、虫歯の治療や噛み合わせの回復といった機能面での治療が主でした。
しかし、近年、歯並びや色・形など歯の見た目にコンプレックスを持ち、「きれいな歯を手に入れたい」と、白くてきれいな歯並びに憧れる人が多くなり、機能面での治療だけでなく、見た目の美しさも含めた総合治療が求められるようになってきました。これがいわゆる審美歯科です。
すなわち、審美歯科とは、歯の美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療を意味しますが、ただ歯の見栄えを良くするだけではなく、いかに、バランスの取れた口元を演出し、なおかつ、機能性をも兼ね備えた治療結果を得るために、緻密な計算を行えるかが、審美歯科にとって重要なポイントなのです。
歯の持つ役割は、機能的な側面と審美的な側面があり、いずれも、健康維持のためには重要な要素となります。
そして、歯の美しさは、形態美、色彩美、機能美の3つの調和がとれたときに初めて実現するものです。
ですから、審美歯科でまず思い浮かぶのがホワイトニングかもしれません。
歯は表面にステインが付着して変色してしまいます。これに加え、タバコのヤニやコーヒー、お茶などによっても歯は変色していきます。
こうした変色は、日頃のブラッシングである程度は防ぐことも出来ますが、生活習慣によっては、変色を防ぐことが難しい人もいます。
審美歯科で行っているホワイトニング治療は、コーヒーやタバコなどで歯の変色で悩んでいる人、白く輝く歯で笑顔に自信を持ちたい人、接客の仕事をしている人などにお勧めです。
ホワイトニング治療を行うことによって、歯の先端近くのグレーの歯質を白くすることが出来ます。ただ、歯の根元付近のブラウンや、濃いグレーの縞模様を完全に消すことは難しいですが、全体的に色を薄くすることは可能です。
特に、歯の先端近くのグレーの歯質は、日光に当たると色が濃くなることもありますので、こまめにホワイトニング治療を行って着色の進行を遅らせることが大切です。