男性のための審美治療
「審美歯科」と聞くと、もっぱら女性が対象になると思いがちですが、決してそうではありません。男性にも関心を持ってもらいたい分野なのです。
健康保険の範囲内で行う治療では、悪くなった部分を治療することを目的としていますので、使用する材料や治療方法が限られ、見た目についてはあまり考慮されることはありません。
これに対し、健康保険の範囲外となる場合は、全額自己負担で治療を受ける自由診療となりますので、使用する材料や治療方法を選択する場合は、費用負担が大きくなります。
■20代の男性
高校を卒業してしまうと、年に一度の集団検診を受けることもなくなるため、何か口の悩みが生じたときに相談しやすい環境を作っておくことが大切です。
また社会人となり、多くの人と対話する機会が増え、歯並びについて気になりだした人もいるのではないでしょうか。
■30∼40代の男性
20代までに治療した歯に、何か問題が起こる頃です。治療をしていない歯も、治療をした歯も、長く使い続けられるようにメンテナンスしておきましょう。
■50代以上の男性
30∼40代までの間に治療を繰り返した歯に、再び問題が起こり始める頃です。
治療を繰り返した歯は薄くなり、歯のヒビ割れが起こりやすく、歯の不具合を感じた時には、抜歯を余儀なくされることもあるでしょう。
また、加齢とともに、全身疾患を持つ割合が増え、糖尿病のために免疫力が低下して歯周病になりやすいなど、身体の状態が、口に何らかの影響を与えることがあります。