資格の選び方

資格といってもセミナー受講で取れるものから、数ヶ月、あるいは数年時間をかけて挑むものまで幅広くあります。このため、目的や状況に応じて選ぶ必要があります。

■将来性の高さで選ぶ

今後、伸びていくであろう業界・業種に関する資格や、その資格がないと仕事ができない業種は需要が高まります。

●専門性の高い資格

弁護士、税理士、司法書士など「士」とつく職種の多くは業務独占資格と呼ばれており、その資格取得者のみが仕事を請け負うことができます。

このため、難易度が高く、実務経験の有無や取得費用などの面でも簡単に取得できる資格ではないだけに、需要が高い資格です。

●介護・福祉に携わる資格

介護福祉士・ケアマネージャーなどは実務経験をへてステップアップするための資格ですが、これも需要が高まっています。

介護自体は資格がなくても行えますが、資格を取得することにより、仕事の幅が広がったり、給料面や待遇面でもアップが期待できます。

●景気に左右されない資格

国家資格である看護師や保育士は景気に関わらず必要な職種で、求人数も多いため需要が高いです。

全国どこでも働くことができ、年齢に関わらず出産や子育て後に復職することもできます。

■取得の難易度で選ぶ

●短時間の勉強・講習で取れる資格

簿記3級・調剤薬局事務・ビジネススキルにもつながるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などは、仕事や子育ての間のすきま時間を生かして短期間で習得できます。

早いものは数日の講習や1ヶ月の勉強期間から習得できるものもあります。

●一定の実務経験が必要な資格

介護福祉士や登録販売者は、実際に従事して経験を積んで取得できる資格なので、今の仕事のスキルアップに役立ちます。

これは、誰でも取得できる資格に比べて貴重な人材なので、求人数が多く需要が高い傾向にあります。

●通学で取る資格

建築士・歯科衛生士・理美容師などは、指定の学校や機関で学んで受験資格を得た後に試験に合格して初めてその仕事に就業できるものです。

資格取得まで時間はかかりますが、国が指定した資格が多いので就職や転職にも有利な資格です。

■やりたいことで選ぶ

●仕事でも活かせる資格

ITパスポート・TOEIC・FP(ファイナンシャルプランナー)などは、仕事でより知識を増やして活用したりキャリアアップを目指したりすることができます。

特に、TOEICの英語力は、情報処理・金融の知識・ビジネスでも必要なため業界で役に立ちますし、学生でも取得しやすい資格です。

●趣味の幅を広げる資格

好きな趣味を深く極めたい方には、ネイリスト技能検定・DIYアドバイザー・食生活アドバイザーなどがお勧めです。

日常生活を豊かにできますし、資格を活かして副業やフリーランスとして活躍することもできます。

●持っていると楽しめる資格

温泉ソムリエ・ご当地検定・夜景観光士などは、仕事などで直接活かせる資格ではありませんが、日常生活で人とは違った楽しみをもつことができます。

これらは、短期間のセミナーや講習で簡単に挑戦することができるので、気軽に挑戦できます。

 

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