資格取得に必要なもの
資格試験を目指すうえで、気をつけたいポイントは、
■明確な目的を確立する
資格取得には明確な目的が必要です。
取りたいと思う理由だけでは充分ではありません。将来のビジョンを実現するために資格を活かす方法を考えましょう。
これによって、本当に必要な資格が明らかになり、その試験の攻略法を見出すこともできます。
人生計画の過程で取るべき資格を見つけたら、その取得に全力を投入しましょう。
資格取得の明確な目的があれば、一直線に合格を目指すことができます。
■コストがかかる
資格を取得できるまでには、その過程で教材や通学講座、通信講座、受験料などのコストがかかります。
特に、通学講座であれば、自宅からの往復の交通費も計算しなければなりません。
独学で目指すなら、講座代や交通費が不要ですが、長期間、モチベーションを維持できるかが問題です。
仕事と勉強の両立が難しく、結局、あきらめてしまう可能性もあります。
■教材を揃える
資格試験に合格するには、テキストや問題集、過去問などの教材が必要です。
通信講座であれば、eラーニングのような学習ツールも使えます。
注意が必要なのは、テキストや問題集などを買いすぎないことです。
特定の一冊に集中して繰り返し復習した方が要点を覚えやすいし、資格試験の要点も多くつかめます。また、無駄なお金を使わずにすみます。
■勉強時間の確保が必要
資格取得には一定の勉強時間が必要です。
特に、難関資格は1年費やしても不十分かもしれません。
資格によって必要な勉強時間が違うので事前チェックが大切です。
独学でITパスポートの勉強をするなら、約100時間で合格に近づけます。
しかし、社会保険労務士だと約800〜1000時間が必要ですし、司法書士だと約3000時間は必要でしょう。
このように難易度の高い試験ほど必要な勉強時間は多くなります。
このため、仕事や家事との両立も考え、適切なスケジュール作りが大切です。