EMSと筋トレの違いは?

一般的に筋トレをする場合は、キツイのは我慢してしっかり鍛えようという強い意思を持ち、時間をかけてチャレンジしなければ、目に見える効果を得ることはできません。

しかし、EMSは、器具を装着しさえすれば、脳の指令とは無関係に筋肉を動かし続けるため、家事や仕事をしながらでも、筋トレをすることが可能です。

筋トレをしようとか運動しようといった強い意思がなくても、特になにもしない「ながら運動」だけで高い効果を得ることができるのです。

このように、EMSは、筋トレでは鍛えにくい筋肉を鍛えたい、あるいは、筋トレをする時間がなかなかとれない時などに向いています。

また、日頃の運動不足を解消したい人や、「ながら運動」で気軽に体を引き締めたい人にもピッタリです。

ただし、EMSは、筋力を鍛えることはできても、総合的な運動能力を得ることはできません。

脳からの指示をショートカットして手軽に筋肉を刺激するだけですから、脳からの指令を受けて素早く動く「敏捷性」や、力を発揮し続けるための「持久力」を向上させることはできません。

このため、アスリートなどスポーツで優れた筋力を発揮したい人は、筋肉を鍛えると同時に運動能力を高めるため、スポーツジムなどでの筋トレを行う中心に行うべきでしょう。

筋トレもEMSも、筋肉に働きかける「運動」であることに変わりはありませんので、目的に応じて使い分ける必要がありそうです。