腸内環境を良好に保つためには?
動物性脂肪や動物性タンパク質を多量に摂る肉食型の食生活、甘いものやスナック菓子・炭酸清涼飲料水などのジャンクフード、スーパーやコンビニ・ファストフードの化学合成添加物を多種類使用した加工食品などを常食していると、本来健康に欠かせないビタミンや食物繊維、ミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。
このように、栄養バランスの悪い食生活を続けると、当然のことながら健康に良くない影響を与えてしまいます。
躁うつ、性欲減退、肥満、肝臓炎症、さらには、栄養分を吸収する腸管にも悪影響を及ぼします。
腸管の善玉菌が減り、悪玉菌が多量に繁殖するようになるのです。
そうすると、腸管内に毒素が発生し、それが、健康に悪い影響を与えて老化を早める原因になってしまうともいわれています。
かといって、いますぐに食生活を見直さなくては、といっても、そう簡単にこれまでの食生活を変えることは難しいのは事実です。
このため、手を付けやすい「ま・ご・わ・や・さ・し・い」食事を心掛けるようにしましょう。
「ま」は大豆、あずきなど豆類でタンパク質、マグネシウムを摂取
「ご」はごま、クルミ、アーモンドなどナッツ類で不飽和脂肪酸、ビタミンEを摂取
「わ」は、わかめ、昆布、海苔など海藻類でヨード、カルシウムを摂取
「や」は、野菜、根菜類でベータカロチン、ビタミンCを摂取
「さ」は、魚、魚類でタンパク質、オメガ3脂肪、亜鉛を摂取
「し」は、しいたけしめじなど茸類で多糖類、食物繊維を摂取
「い」は、じゃがいも、さつまいもなどイモ類で、食物繊維、炭水化物を摂取
また、サプリメントなどで手軽に乳酸菌生産物質を摂り、毎日の生活習慣にすることで腸の健康を維持することもひとつの方法です。